仁淀川遊覧船 |
流路延長124km、流域面積1560平方kmの清流で、四万十川、吉野川と並ぶ
四国三大河川の一つです。
先日、そんな仁淀川で唯一の遊覧船「屋形船仁淀川」に乗ってきました。
高知市街から車で1時間弱、もしくは高知市街からバスまたは路面電車かJRで伊野駅まで
行き、そこからバスで「柳瀬営業所」まで行くと、徒歩30分ほどで到着します。
(事前予約で柳瀬営業所から送迎あり、1人でもOK)
舟の出る時間より早く着いたので、外にある待合所で待機。
待ち時間にはお茶のサービスもあります。近くでは鮎を焼いていました。
この屋形船で約50分の旅に出ます。今回乗ったときは、自分を含めて
乗客3名でした。
船内は12人乗りで、長テーブルと座布団という、スタンダートな?屋形船。
船頭さんのトークで船は緑の間を進みます。周りには山山。快晴の中、風が心地よい。
窓から手を出すと、水面に届きます。ほどよく冷たくまろやか。
都会の喧騒の中で身を置いている私にとっては、まさに癒しの世界。
ちなみに、乗船前日までの予約で、仁淀川の天然鮎や手長えびの入った弁当を楽しめます。
鮎は小ぶりだけど臭みがなく、川魚に苦手意識を持っていた私の心構えが変わりました。
お値段1,200円なり。乗船所では、ビールやお茶の販売もあるので、宴会もできそう。
仁淀の清流です。目を凝らすと底も見えます。生まれてからこのかた、都会の川に
なじみが深かった私にとって、この透明な川は、新鮮な驚きをくれました。
そういえば、8月には県内外から、海水浴ならぬ「川水浴」に来る人も多いとか。
石の裏に張り付いている小さなえびを取って食べるとか…。うらやましい!
たまに魚の跳ねる音もします…しかし、姿は見えず。船頭さんいわく、
今の時期(10月中旬)は、落ち鮎が出産の準備をしているそうです。
仁淀川唯一(最後)の沈下橋、「名越屋橋」が見えました。今年は2回くらい?
沈んだそうです。
名越屋橋を遠くに見て、Uターンで乗船所に戻るとき、船頭さんが「ヤマセミ」話を
してくれました。何でも、野鳥ファンの間でもあまり見たことがないレアな鳥だそうです。
と思ったら…
ヤマセミ発見!3名とも一生懸命シャッターを切る(笑)。この後、ヤマセミは
川にダイビングして魚を狙っていました。
屋形船の前に近くでカヌー体験をしたのですが、インストラクターさんいわく、
この日(10月18日)は、今年で1,2を争う透明度だったとか。しかも、
上流はもっと綺麗で、まさに「仁淀ブルー」ということです。
そういえばこのブログを書いている今は、紅葉最盛期だそうです。
紅葉に彩られる清流の中をカヌーで楽しむ…最高ですね。
同じ四国の四万十川に比べるとまだまだ知名度が低い仁淀川。
しかし、こちらは平成24~26年度の国交省調査で水質1位に選ばれた、
まさしく「日本一きれいな川」なのです。そしてお茶もおいしい!
仁淀川周辺に行ったら、お土産はお茶がお勧めです。
こんど行ったら、上流にもアタックしてみたいですねー。