夜行バスをより快適に過ごすために |
時間を有効に活用できる、と一見良い事ばかりの夜行バスですが、
実際乗ってみると…
・(シートベルト装着もあり)寝返りが打てないので、翌朝起きたら体中の筋肉が
こわばっている
・トイレ休憩の度に起こされる、または揺れのために眠れず寝不足になってしまう
など、広告どおり『眠っている間に快適に目的地へ!』なんてことには…ならないかも。
若い方ならまだしも、そこそこの年齢になると、朝起きたら
筋肉痛で辛くて…ということも。
それでも、貧乏旅行には最高のパートナーである(と思う)夜行バス。
ここでは、自分なりに出来るだけ快適に過ごしてみる方法を紹介します。
■快適に過ごすための道具
1)空気枕
首に当てる『コ』の字型の枕は首が痛くなるのをやわらげる。
枕の付いている座席なら必要ないが、そうでない場合はあるのと無いのでは
朝の疲労度が違います。
また、四角型の枕は軽く膨らませて、腰に当てるのが良い。
どちらとも100円ショップで購入可能です。
2)アイマスク
夜行バスは夜間消灯し、カーテンは完全に閉められるとはいっても、
対向車のランプなど外から微かな光が入ってくる為真っ暗とはならない。
また、朝早くついた時の仮眠時(ネットカフェやサウナなど)でアイマスクは重宝モノです。
こちらも100円ショップで売っており、最近は柄物や墨入りなど個性的かつ豊富な種類が
あります。
3)羽織るもの
冬は上着で問題ないが、夏の車内は冷房がガンガン効くため、持って行かないと
翌日が怖い…備え付けの薄手で小さめなブランケット(プレミアム車両など、
サービスの質が比較的高めの車両になると、厚手の大きいものが付いてきます)では
間に合いません。それらと組み合わせての使用を。
4)飲料
バス内は大変乾燥するので、是非持って行きましょう。
できればミネラルウォーター。お茶なら口が渇きやすい緑茶より
ウーロン茶やジャスミンティーがお薦めです(個人差あり?)。
コーヒーや甘い飲料だと、翌朝口臭が気になったり、
口の中が砂糖でベタベタしたりします。
5)その他
音楽プレーヤー…眠る前の暇つぶしのために。音漏れ注意。
足の裏シート…疲労回復の気休めにはなります。翌朝にシートが真っ黒になっているのも
いかにも「効いている!」感じです。が、足の裏が悲惨なことになります。
100円ショップで売っているものと高価なものの違いが分かりません(泣)
耳栓…雑音防止、という観点で見れば100円のものと、500円のものに大差はないと
思います。さすがに500円の方がより耳にフィットします。なお、
息苦しくなることもあるので、気になる方は避けたほうが良いかも。
■席の選び方
夜行バスでは大まかに、観光バスのような4列席とリラックスをする為に設計された
3列独立シートがありますが、前者は昼行便など2、3時間程(人によっては
6時間位でも大丈夫?)の乗車なら特に問題は無いでしょう。
それ以上の時間の乗車なら、隣の人が気になりにくく、ブランケットが付いており
(バスによって無いものもあります。バス会社のサイトで確認してください)
リクライニングも水平に近い位置まで倒せることができる後者が良いでしょう。
またシート間の間隔も広い方が、足を伸ばせるのでお薦めです。
こういったデータは、高速バスや夜行バス、ツアーバスを取り扱っている会社や
楽天トラベルのサイトに掲載されていますので、自分の気に入った車両を見つけてみましょう。
■たまに足をマッサージしよう
エコノミー症候群防止のためでもあります。ふくらはぎから足裏にかけて、念入りに
マッサージすると疲労もそこそこ吹っ飛びます。足は第二の心臓です。
大切にしてあげましょう。
■到着したら…?
夜行高速バスは、大体朝の6時前後に目的地に到着する便が多いです。
次の行動までに時間が余ってしまうケースも多いでしょう。
行く前に、目的の駅周辺で時間を過ごせる施設を探してみましょう。
大都市なら、大体ネットカフェやスパ・サウナ、ファミレスなどがあります
(ネットカフェは混雑している場合があるので注意)。
ただし東京駅周辺は、そういった施設はほとんど無いので、秋葉原や新橋などに
行って見るのが良いと思います。
なお、サウナなどは、男性専用施設が多いため、女性の方の朝風呂なら
・東京の場合→水道橋(スパ・ラクーア)or新橋(アスティル)
・名古屋の場合→今池(アペゼ)
このあたりの施設が比較的近場です。
それでは、楽しい夜行バスの旅を!