寝台急行「はまなす」の思い出 |
故郷が函館にある私としては、北斗星ともどもとてもお世話になっていたので、
お疲れ様、と声を掛けたいです。
特に「はまなす」は、夜遅い出発・青森までの運行ということで、帰省時だけでなく、
飛行機に乗れない私にとって牧場見学や札幌をはじめとした北海道めぐりの
心強い友でした。
座席も廉価で寝られるカーペットカー、きちんと寝たい人のための寝台、
安ければいい!の自由車、ふっかふかだよグリーン車と目的によって
選べる…?という魅力もありました。急行なので、指定席も安いのが
よかったですね。
今回はグリーン車の写真を載せておきます。

背もたれはここまで倒れます。グリーン車だけあって、よほど恰幅のよい人でなければ
隣の方とも触れ合いません。シート自体は沈み込む感じ。
車両全体にいえますが、年季は入っていますがこぎれいです。
多くの人の色々なにおいがしみ込んだのが、個人的には好きです。


テーブルは前と横に。横のは出すのにコツがいります。

読書灯。

談話室です。乗った日には4人組の方が一晩中何かを語っていました。

更衣室。トイレでの着替えはなく、専用の更衣室があるのがうれしいところ。

発車時の、一瞬「ガタンッ」って来る重い感触が心地よいです。
夜が明けて、目を覚ますとそこは北海道。もしくは青森。
別世界にきたような気分にもなれるのが寝台列車ならではだと思います。
世代交代はしなければならないのは承知のうえ。だからこそ
北海道新幹線には、無事故で頑張ってもらいたいものです。
どうせならはまなすやカシオペア、鉄道博物館で会いたいですね。